プロが教えるビデオカメラ用SDカードの選び方とおすすめSDカード3選

プロが教えるビデオカメラ用SDカードの選び方とおすすめSDカード3選

ビデオカメラで撮影されたデータは本体に保存する内蔵メモリーかSDカードの場合がほとんです。

内蔵メモリーの場合であれば何も気にせずにそのまま使えばいいのですが、SDカードの場合はたくさん種類があってどれがいいのかわからないのではないでしょうか?

そんな人のためにプロの動画屋さんである僕がコスパ、性能を含めてビデオカメラの撮影に適したおすすめのSDカード3つとSDカードの選び方を教えます!

目次

おすすめSDカード3選

おすすめNo.1

SanDisk(サンディスク) SDHC カード 32GB Extreme Pro

プロにも定評のSanDiskのSDカード。製品としての仕上がりが高くプロのカメラマンも多数使用しているSDカードです。並行輸入品であれば価格もお求めやすい料金になっているのでおすすめです。1点注意が必要で、Amazonで購入する場合発送元がAmazonのものを購入して下さい。コピー品が多数横行しているため発送元がAmazonでないものは絶対に買わない様にして下さい。

ビデオカメラがSDXC(SDカードの規格:SDカードの選び方で説明します。)に対応している場合は容量が64GB以上のものをおすすめします。

容量が多い方が長時間の撮影でも安心です。32GBを2枚というのもアリです。どちらにしろ1枚では万が一のSDカードのトラブルの際もリスクを減らすことが出来るので2,3枚は常備しておくことをおすすめします。

おすすめNo.2

SanDisk(サンディスク) ウルトラプラス SDHC カード 32GB

このSDカードはプロ版ではなくSanDiskの下位グレード版です。プロ版に比べてデータ転送速度など基本性能は劣りますが家庭用のビデオカメラであれば十分な性能です。これもビデオカメラがSDXCに対応している場合は64GBをおすすめします。

僕も予備としてこのSDカードを所有しています。

おすすめNo3.

Transcend(トランセンド) SDHCカード 32GB

Amazonがメインで販売しているSDカードということで安心して購入できるのが最大の魅力です。また無期限保証があり製品登録または保証書及び購入の証明書があればいつもで製品の保証を受けることが出来ます。無期限保証はヤバいですねwww

SDカードの選び方

まずはSDカードの性能の見方を覚えよう

SDカードはビデオカメラに合わせて進化したといってもいいぐらい、どんどん仕様が追加されて行きました。SDカードには様々な数値や規格のマークが記載されています。これらの性能の見方を出来るだけわかりやすく解説したいと思います。

SDカードの性能の見方

SDカード規格
SDカードの基本的な規格です。SD、SDHC、SDXCの3つの規格ありそれぞれ最大容量に違いがあります。規格上の最大容量はSDが2GB、SDHCが32GB、SDXCが2TB(2,000GB)となります。
転送速度
SDカードが1秒間にどれだけのデータを転送出来るかという最大値です。
ビデオスピードクラス
ビデオスピードクラスに対応したビデオカメラで秒間30MBの最低転送速度を保証します。V30の他にV6、V10、V60、V90があります。
パフォーマンス規格
UHS-I(Ultra High Speed I:ウルトラハイスピード ワン)対応のビデオカメラで秒間10MBを保証します。
容量
SDカードの容量です。
スピードクラス
最低転送速度を表すものです。⑩の表記は最低転送速度10MB/秒、U3の表記は最低転送速度30MB/秒になります。

SDカードの規格と対応機器を判断する

SDXCに対応したビデオカメラであればSD、SDHC、SDXCすべてのSDカードを使うことが出来ますが、SDのみ対応してるビデオカメラについてはSDHC、SDXCのSDカードを使うことが出来ません。ビデオカメラに各規格のロゴが記されているので確認が必要です。新しいビデオカメラについてほぼSDXCに対応しています。

SD対応ビデオカメラ SDのみ使用可能
SDHC対応ビデオカメラ SD、SDHCを使用可能
SDXC対応ビデオカメラ SD、SDHC、SDXCのすべて使用可能

転送速度って?

転送速度は1秒間にどれだけのデータを転送出来るかという数値です。

ビデオカメラは撮影中つねにSDカードに保存しています。ということは常にデータを転送しているということです。ビデオカメラが高画質であればあるほど転送データが大きくなるので転送速度に合わせたSDカードが必要ということになります。

転送速度の表記が多いのはなぜか?

やはりビデオカメラの性能が上がり、その都度大きな転送速度に対応していく必要に迫られたことが背景にあります。ビデオカメラでは撮影中つねにデータの転送が発生しているため4K解像度で撮影できるビデオカメラとなると転送速度も非常に大きくなります。

スピードクラス一覧

最低転送速度 スピードクラス UHSスピードクラス ビデオスピードクラス
2MB/秒 Class 2
4MB/秒 Class 4
6MB/秒 Class 6 V6
10MB/秒 Class 10 U1  V10
30MB/秒 U3  V30
60MB/秒 V60
90MB/秒 V90

たくさんあってややこしいですね。。。

基本的にはビデオカメラのビットレート(転送速度)に合わせて選ぶ必要がありますが大は小を兼ねるということでSDカードに転送速度が記載されているので初心者の人は、ある程度転送速度の高いものを選んでおけば深く考えず安心して使えます。

おすすめSDカードは全て転送速度が速いので家庭用ビデオカメラであれば基本問題ありません。

SDカードを選ぶポイント

SDカードを選ぶポイントは

  1. 転送速度
  2. 容量
  3. SDカードの規格

この3点につきます。

転送速度については少しややこしいですが、わからなければ転送速度が高ければOK!と思ってもらえれば大丈夫です。

SDカードの規格はここ数年で発売されているビデオカメラであれば、ほぼすべてSDXCに対応していると思います。念の為ビデオカメラに記載されている規格ロゴを確認しましょう。

さいごに

いくら信頼できるメーカーのSDカードでも当たりはずれは必ずあります。

新品で購入しても1週間で壊れたりすることもまれにあります。撮影した思い出は取り戻すことが出来ません。

大切な思い出が突然消えてしまう前にこまめにパソコンに移すなどバックアップを取る習慣をつけましょう。

買い忘れたモノはないですか?

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