インサートカットとはひとつのシーケンスに別のカットを挿入して映像の流れに違和感をなくすための編集テクニックです。挿入されるカットは、映像が伝わりづらい場合の補足映像や間延びしてしまったシーケンスを編集した場合、画面が突然切り替わったジャンプカットのような状態になります。このままでは違和感が残ってしまうので補間映像どしてつなぎ用のカットを挿入します。
英語ではインサートショット【Insert Shot】と言います。
目次
撮影のインサートカット使用例
インサートカットの使用例としてわかりやすいのがインタビュー映像です。
インタビュー映像の場合、受け手が話しているシーンが主な内容になりますがテンポの良い伝わりやすい映像にする場合、何かしらの編集をする必要になると思います。
例えば、インタビュー内容が伝わりづらい場合は補足説明の動画を挿入します。
インタビューで間延びした部分をカットしてつなぐと、カット間のつなぎ目がカクッとなり映像として違和感を感じる場合があります。これを解消するために手元や目元など関連性のあるカットを挿入して映像の違和感を解消します。
編集に入るとどんなトラブルが発生するかわかりません。
インサート用の素材を保険として撮影しておけばいざという時のトラブルに対応出来るでしょう。
インサートカットのメリット、デメリット
上で説明した通りインサートカットは編集作業の上では、非常に有効なテクニックです。しかし、撮影現場においては、使わないかもしれない素材を撮影するワケですから余計な作業とも考えられます。
画が繋がらない時にインサート素材があるのは十分なメリットですが、使わない可能性のあるものを沢山撮るのはデメリットになりかねないので、インサート用の素材撮りは、ほどほどにしておきましょう。
使わない素材が沢山あると編集作業の邪魔になったりもします。
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